2009/09 サンフランシスコ

世界の街角から サンフランシスコ その1

2009.9.24 初めてSFに行ってきました。
この前3月にハワイのKALANIで出会ったエドメに「Tamikoはアーティストだから
是非SFにくるといいよ!」といわれて、その気になって計画しました。

20年来の友人の文代さんも居るし、連絡を取ってみました。
彼女は16歳の男の子がいてSFのレストランやお寿司屋さんに魚や日本の野菜を卸す会社
(ABS seafoodcompany)に勤めています。    

魚は日本を始めいろいろな国から空輸されてきます。
24日11時30分ごろSF空港に着きました。すぐ文代さんが車で迎えに来てくれていました。
フィッシャーマンズワーフで降ろされ彼女の会社が終わるまで3時間ほど町をうろつきました。
坂がすごくて歩くのも飛行機では一睡もできなかった私にはきつかったですが町の色の美しいこと、周囲との調和を考えていることに感動しました。

それも素敵なパステルカラー!有名なケーブルカーも見ました。
風が強く薄着で降り立った私は震え上がりました。 
ようよう時間をつぶし町の中心のユニオンスクエアーで拾ってもらい彼女の住んでいるTiburonに向かいました。

ゴールデンゲートブリッジをわたってTiburonまで車で30分、彼女は毎日、朝5時に起き会社まで通っているのです。
彼女の家は8畳くらいの部屋が3つ、10畳くらいのリビングルーム、ダイニングとキッチン、バストイレが2つ付いているマンションです。
共益費が55000円、共同のプールが付いている高級住宅でした。
早速彼女はなんと次の日会社をわざわざ休んでくれ、私が個展するギャラリーをインターネットで探してくれ、反応のあったBerkeleyのGiorgi Galleryを訪れました。

Berkeleyは湾を挟んでSFの対岸にありました。
有名なCa大学のBerkeley校がある学生街で人もSFよりも多く、とても自由な雰囲気でした。

 

そこのGiorgi ギャラリーというこぎれいな、お洒落なギャラリーでレイさんという40代の本人もアーティストである男性に作品を見せたところすんなり個展OKとなりその時はまたメールで日時の連絡を取り合うということで満足して帰ってきました。

 

 

世界の街角から サンフランシスコ その2

もっといろいろなギャラリーを回りたかったのですが、北のcommunityを3つも回る予定だったのでとりあえずという事で帰りました。

自分が将来落ち着けるperma-culture communityを探す旅はハワイから始まりもう1年半も続いてます。

25日の夜,文代さんの会社からのお誘いで対岸のOakland のカリブ料理店 Kuwaに招待されました。

このレストランに魚を卸しているということで会社の人と宴会。
私たち以外はほとんど黒人の人で大入り、ライブもありました。
この会社の人はほとんどがアジアの人で社長もフィリピンの女性です。
結構ソフトな味でおいしかったです。

 

次の日は私がネパールカレーを作るというので文代さん、5人くらいの人を呼んで私は
10人前くらいカレーを作りました。

26日はギャラリーの情報を聞こうとABS sea food company に毎朝魚を仕入れに来ている日本人寿司屋でまた舞踏家の玉せい寿司を尋ねました。
もう1970年代からこちらに住んでいるそうです。
いかにも普通じゃない雰囲気の玉野氏、踊ると神様といわれているらしい。

『舞踏見たかったなー!』

そして27日文代さんのお陰で車で90分北の田舎にあるOAEC(OccidentalArt and Ecology Center)を訪ねました。
ここはいつもopenしているのではなく見学の日と畑のボランテイアで週一回入れるだけでした。
近くのホテルに宿を取りこの2つの催しを受けてきました。

花と野菜、ハーブを混植した手入れの行き届いた広い畑、果樹もあり木造の素敵なキッチンやコンポストトイレツトもあり、他のボランティアをしに来た人々はSFや近く(といっても車で30分)のサンタローザの町から20人ばかりの老若男女。
とてもソフトでいい方たちでした。
お昼は外の木陰の大きなテーブルや思い思いの場所で話をしながらシェフが作ったヴェジカレーとサラダとスープを食べました。

(ほんとにおいしかったです。)

 

 

世界の街角から サンフランシスコ その3

OAECから次に目指すのはそこからもっと北のHarbin Hot Springsという温泉のある健康志向のretreat.施設。
Santa Rosaまでは朝6時のバスが一本、来るのかなーと心配していたらOccidental Hotelのレセプションの女性がそこまで用事があるといって親切にも早く起きて車で送ってくれました。

シンディーという53歳の女性でお姉さんが日本の真光の信奉者で日本にも行ったことがあるとか。
OAECのボランテイアの男性で奥さんが真光の信奉者の人もいたから外国で真光は勢力を
伸ばしているのかもです。

Santa RosaでHarbinからのお迎えの60歳くらいのおじいさんのJimがやってきてくれてうまく待ち合わせができてほっと一息。。。


有名なカリフォルニアワインの広大なブドウ畑を突き抜けて1時間半、山に登ってHarbinに着きました。

(写真、携帯禁止です。もちvegetarianの場所です。
              でも魚は出ましたねー。食べなかったけど。。。)

秋の山、長野県といった風情です。
受付で鍵をもらいdormitoryへ。
共同部屋です。1泊 40ドルくらいで清潔で簡素、布団なし、寝袋で寝ました。
温泉はめちゃ熱いのとぬるすぎるのと2種類。
日本人の私としてはなぜいいころ加減のお湯がないのか不思議でたまらなかったです。

皆スッポンポンではいっているのでこれもKALANIと一緒。
私一人水着を着けて入りました。
あの混浴でお湯から出ても羞恥心一切なしでそこらを歩き回る神経にどうしてもついていけません。
ま、白人さんは立派な肉体ですが、肉質も肌もそして神経もわれわれ日本人と違う物質でできているのでしょう。

 

Templeと呼ばれる大きな円形の建物がありそこでヨガ1日に3回やってたり、
違う場所ですが毎晩映画が2本上映されていました。
ヨガの先生がインドの楽器で演奏して自分で歌ってヨガをするのにはびっくり!!
芸人でした。
映画は懐かしい70年代のキャロル・キング、ジミー・ヘンドリックス、ジェファーソン・
エアプレイン、のものやラマナ・マハリシの在りし日のフイルムや最近のココシャネルなど何でもあり楽しみました。  

 

 

世界の街角から サンフランシスコ その4

1週間居ましたが、なぜかあまり好きにはなれませんでした。
(スッポンポンがいやだからかも。。。。)

面白い人にもたくさん会いました。
Old hippyでここにインドもののお店を持つ絵描きの エヴァン、家族がいやで13歳で
家を出てモデルになり日本に仕事で行ったこともあり、今はヒーラーの仕事をして
New YorkとFloridaに家のある美しいシリ、24歳でSFに 来て94歳のすごいおじいさんに秘書になれといわれたそうで、そうしてテキスタイルで猛烈に仕事をして今は
その世界会議でシンガポールやバリに行くドイツ人の55歳の女性、 これからガテマラに7か月英語学校に仕事に行くという50代のキャロル、ハワイ大学の環境問題の教授のブルース、、などなどあまり日本ではお目にかかれないような人がごろごろ。

 ここでマツーサージやシャーマンヒーリングをするメリッサとワッツをするご主人の
リチャードに約束どおり出会い(日本から連絡取ってました)車で次の訪問地Avalon Springsに連れて行ってもらいました。

車で40分ほどでSFからなら2時間半以上はかかりそうです。
ここは1950年代から温泉がある保養地であったのが廃れて閉じられていたのを
最近、Harbinのようにしたいとリノべートしてパーマカルチャーのリトリートにしようと
有志が集まり再建している途中です。
だから古い宿泊施設が残っています。
ここの温泉はちょうど温度がよくゆったり浸かれました。

(ほかの人が入ってこない時間を狙って裸で入りましたよ。)

バクティという55歳くらいの女性が一人で無農薬の畑を作り料理もしていました。
ここには10月の7,8日宿泊しただけですが畑を手伝いでっかいかぼちゃやいろんな
形のトマトの収穫をしました。
もちろん、ネパールカレーやサラダを作り好評でした。
バクティは昔、旦那さんとバークレーでオーガニックのレストランを12年間していた
人で離婚して子供も巣立ち以前はハワイに住んでヨガのリトリートなどに食事を
ケイタリングしていた方で手早く大人数の食事を作ります。

彼女は豆腐野菜ビーフンを作り私はサラダを2日目は作りました。
1日目はもちろん私のネパールカレー。
でもまだまだオープンまでは3,4年くらいはかかりそうでした。
9日にまた、バクティがSanta Rosaまで買い物に行くからと車で送ってもらいました。

そこからバスで2時間、文代さんのおうちのTiburonに10日間の北の旅から
帰ってきました。

 

 

世界の街角から サンフランシスコ その5

そして最後にハワイで出会ってSFおいで!
と導いてくれたエドメに会うことになります。
彼は近代美術館のカフェを指定してきました。
その日はアメリカ海軍の戦闘機Blue Angel のデモンストレーションで空をそのジェット機が飛び回り爆音でやかましかったです。
半年振りに会った彼はミックジャガーをキュートにしたような素敵な人で髪を少し切っていてとってもカッコよくて、ドキドキしました。

 

お庭のきれいなカフェでお茶とサンドイッチをおごってもらいその夜みんなで彼の勤めているダウンタウンにあるレストランでクラブのSUPPERclubに行ことを約束して帰りました。


このClubはイスタンブール、アムステルダム、シンガポールにもあります。
エドメはシンガポールとSFのSCのマネージャーです。

夜はみんなで車に乗りたまたま信太郎君
(文代さんの息子)の17歳の誕生日というので彼も連れて行くことにしました。

ベッドのようになっていて寝転んでショウが見られるようになっていました。
音楽ががんがん鳴り薄暗く・・・
メニューも見づらかった。。。 ドアを開けるとガータベルトをつけたいかにもゲイという風情の男性が現れ席に案内してもらいました。

150人は入っていたでしょうか壁に沿って四角に客席があって1階,2階があり真ん中が大きなスペースでパーフォーマンスができるようになっています。


2つ,3つのショウがあって空中で布につかまりながらヨガのようなアクロバットをするエリアルダンスはプロでしたね。

 

エドメも席に来てくれお料理も4人分おごってくれました。
フレンチのコースで繊細でおいしいお料理で、4人も来ると思ってなかったでしょうに、、でちょっと気の毒な気がしました。
彼も月1回ゲイっぽいパーフォマンスをするのです。
肉体が商品なので鍛えているようでした。
将来はヨガインストラクターになりたいそうです。

なんやかや盛りだくさんのSF。また絵の事で来年行くことでしょう。

また、次の出会いで新たな場所に導かれていくことでそう。

どこまで私のたびは続くのやら。 エネルギーとお金要りますが、がんばって夢と希望を持っていきましょう!!