ボランティア
普通1か月のボランティアはテント暮らしなのですがラッキーなことに3人部屋の上のベッドが空きそこに入れることになりました。
テントを日本で買って持っていっていたのですが、雨が非常に激しく降る時がたびたびあるので非常に助かりました。
仕事はハウスキーピング部門に回されました。お掃除とベッドメイキングです。
敷地に点在するロッジをチームを組んで車で回ります。
ボランティアは10-70代の世界各国の男女です。
ゲイもいらっしゃいます。
寒い国から来た人が多かったです。
スイス、カナダ、アラスカ、ドイツ、アメリカの寒い地方などで日本人は私一人です。
ネイティブの英語は早くて分かりにくいですが勉強勉強、ヒアリングに集中。
なんとなく言っていることはわかります。 いい修行でした。
またハッグが当たり前、たまにはほっぺにキスされます。
それにも慣れ、それはいい習慣だなーと思いました。
そして3度のすばらしいビュッフェスタイルの料理は最高でした。
健康を考えた豆腐や豆の料理、時には味噌汁も出ます。
これは薄味すぎて物足りなかったですが、たくさんの種類のサラダバーそして毎晩
手作りのデザート。
甘いもの好きには答えられません。
どうしてもおいしくて食べ過ぎて皆小腹がでているのもご愛嬌でした。
そしてこの3度の食事の時が社交場になります。
ボランティアは週4日、1日6時間働きます。
後の時間は自由時間で人それぞれ好きに過ごします。
海に行ったり、泳いだり、日向ぼっこしたり、マッサージを受けたり、Kalaniの外に
出かけたりです。
寝るのはAフレーム,Bフレームと呼ばれるちょっと可愛い掘っ立て小屋、あるいはLoftと呼ばれる2人部屋、あるいは
3人部屋に分かれます。
わたしの同じ部屋の住人はアラスカから来た34歳のルーシーとアリゾナからの55歳イヴでした。
1人1人個性が強く(私も含めて)また、世間で会うような人でもなくいろいろな意味でKalaniに何かを求めてやってくる人たちでした。
何か特技を持っている人たちも多かったです。
マッサージ、エアロビクス、ヒップホップダンス、フラ、シェフ、大工、アーティストなど皆、多才です。
そして数人を除きやさしかったです。
離婚してテキサスからやってきた40歳のエリザベステーラーに似たメリンダ。
婚約破棄でアメリカから来たと年下と思われるフィリピン人のサム。
この二人はカップルになりました。
アメリカ人の夫婦(妻55、夫が9歳年下)のマヤとトッド、マヤは若い頃、癌でした。妻が先生っぽく、夫は生徒といった関係。
かつて、癌だったし今もまだ抗癌治療のため右腕がはれ上がってはいるけどここが好きでもう家も建てて娘と住んで働いている50代のドイツ人ティキ。
看護婦でおきゃんなアメリカ人40歳のモルガン。
アラスカで家族でロッジを経営している30代のモルガン(男子)。
雪が嫌いなスイス人のジェニファー23歳。
カナダから来てKalaniの外のocean sideにアメリカ人の彼氏と住みアルバイトに来ている20代のブリットニー。
歌手でフランス人でちょっとお高くとまった美人のソフィー。
キリストそっくりで大柄の36歳アメリカ人のジェイコブ。
アメリカ人で退職したいかにもおじさんという感じ、でもゲイのマーティンなどなど。
ほんまに役者ぞろいです。
毎日こういう人たちに囲まれて働き、ヨガをしたりいろんな催しに参加し暮らしておりました。
もって行っていた私の絵のプリントを見せるとみんな気に入ってくれ飛ぶように売れていきました。 全部で25000円くらいにはなったでしょうか?
おまけに刺青のデザインを頼む女の子もいたり、郵便受け(あのUS POSTというやつ)にハワイの絵を描いてくれという雇われ人のクランドルなどがいました。